【13】先入観からの世代考察

シニア世代に関する先入観

私達は自分に近い世代については、よく理解することができるし、
想像もつきます。
例えば私は45歳、高校生と中学生の娘の父親です。
ですから中高生のいる世帯の行動については自身の生活を顧みること
で容易に想像がつきますし、ニーズも想定がつきます。


ところが自分と離れた世代については、先入観や固定観念の
フィルターを通してみてしまう傾向が強まります。

マーケターにとって先入観や固定観念でターゲット顧客を見てしまう
ことはニーズを読み違える危険性があります。
ですが先入観、固定観念を発想の出発点にすることは有効です。
活用するのは仮説検証です。





まずはターゲットの生活行動や意識について先入観・固定観念を
考え付く限り挙げてみます。

その先入観・固定観念を検証していきます。
仮説検証する過程で、ターゲットの思わぬ意外な行動を発掘すること
が可能となります。



シニア世代に関する先入観・固定観念の中から1つを取り上げて
みましょう。
「シニアは和食中心で、あっさりした料理を好む」を2次データから
検証してみましょう。

まずは博報堂の「生活定点」をあたってみます。
http://seikatsusoken.jp/teiten/


設問の中に、「好きな食べ物」があります。
性年代別のクロス集計の中から60代を抜き出し、10年前の
2002年と比較してみました。


グラフの特徴ある箇所をFactとして抜き出し、そこから何が言えるかFindingとしてまとめると以下のようになります。


現代の60代は、
男女共に和食から「こってり化」へのシフトが進展していると言えます。魚人気は依然として高いですが、肉食傾向も高まっています。


さらに総務省が実施している家計調査の「牛肉」の消費量を10年前の2003年と
比較するとどうなるでしょうか。



肉の中でも牛肉に焦点を当てて、世代別の消費量を比較すると
60代の肉好きが確認できます。
良い肉をたくさん食べている食生活が浮かび上がります。



シニア世代の食に関する行動データを分析することによって、現代シニアの
意外な一面を垣間見る事ができました。

ステレオタイプでシニアの生活を想定するのではなく、
先入観と異なる意外な行動に着目することが潜在ニーズの抽出に繋がります。



2次データを活用したシニア世代の考察についてセミナーを開催します。

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2015年1月23日(金) 16:00-18:00 受講料10,800円

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執筆者:蛭川 速 / 2014.12.23