【9】2次データを読み込む

プチ贅沢を考える② うなぎ価格の高騰

前回、松屋フーズの「プレミアム牛めし」について考えてみましたが、
800円超えが欲しいと言いましたが、認識不足でした。
先週の日曜日すき家で昼食を食べたところ、発見しました。プレミアム価格の丼物!
うなぎです。なんと単品で1000円越えの商品があるではないですか!
うな丼 並盛740円+税、大盛770円+税、特盛1120円+税でした。




今週はうなぎの価格について調べてみました。

まずは前述の高価格の原因となっている供給状況です。
ここ2年うなぎ稚魚の不漁で価格が高騰しているのです。

水産省の「ニホンうなぎ稚魚の供給の動向」によると、ニホンウナギ稚魚の池入れ量と取引価格の推移で稚魚の池入れ量が平成24年25年と大幅に減少し、それと逆相関する形で取引価格が高騰しています。



ものすごい減少幅に驚きました。これに呼応するように、うなぎ蒲焼(100g)東京都区部小売価格も平成24年25年と急上昇しています。



小売物価統計調査よりデータ取得、グラフ作成

この状況では牛丼チェーンの価格設定も致し方ないと感じます。ただ庶民にはなかなか手の届きにくい存在となってしまったようです。

消費者意識としても、高くて食べられない人がいるようです。ライフメディア リサーチバンクが昨年7月23日(土用の丑の日の翌日)に行った調査によると
昨年の土用の丑の日にウナギを食べた人は約3割にとどまりました。


食べた人のウナギの価格帯は、1000円以上で45%という結果でした。

さらにウナギを食べなかった人の理由として、半数以上が「ウナギが高価だから」と回答しています。



昨日の新聞では今年は稚魚の漁獲高が回復して、今年は安くなる可能性が出てきたとありました。(2014年7月13日付日経新聞朝刊)ただ東アジア全域に生息するニホンウナギ、欧州全域に生息するヨーロッパウナギ、日本人が食べる「二大ウナギ」が絶滅の瀬戸際にあるとしています。漁獲高の回復は一時的なようです。

何とか手が届きそうな今年、私もうなぎを食べて仕事三昧の夏を乗り切りたいと思います。




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執筆者:蛭川 速 / 2014.07.24