【9】2次データを読み込む

50代のポリフェノール需要

今週は企業研究会主催の「ビジネス統計」セミナーに登壇して参りました。受講生の皆様お疲れ様でした。

今回はセミナーで使用したデータを使って、50代のポリフェノール需要について考えてみたいと思います。

私の統計活用のポイントは難解な統計スキルを使わずに、最低限の統計知識とExcelスキルで最大の成果を見出そうというコンセプトで実施しております。


その中の一つの分析方法として、長期時系列のデータから知見を得るというものがあります。

その中で今回のセミナーでは酒類と菓子について、家計調査の年代別推移のグラフを作成しました。

そこで50代のワイン支出金額とチョコレート支出金額が他の年代と比較して高く、10年前との比較でも増加幅が大きい事が分かりました。


ワイン消費金額(家計調査より)




チョコレート消費金額(家計調査より)



実は酒類と菓子類と全く別のケースで作成したのですが、偶然にもワインとチョコレートのデータに気づいたのでした。

何が要因として考えられるか・・・

ポリフェノール?

50代から始まる男性の疾病となると高血圧が頭に浮かびました。グーグルで「ポリフェノール」「チョコレート」と検索すると何件かヒットしました。カカオポリフェノールが血圧を下げる効果があるとか、TV番組で紹介されたなどです。またワインについても同様な効果があることは知られています。

50代女性は更年期障害の対策としてワインが勧められていました。更年期の年齢は45歳から55歳とされているとのことで、年代としてはカバーしていることになります。

高血圧に関しては、高血圧の人が約50%を超える年代として、男性で50代(59.2%)、女性では60代(57.6%)としています。70歳以上になると、男性では約71.4%が、女性では約73.1%が高血圧となっているようです。(平成18年国民健康・栄養調査)

仮説とし50代の男性は高血圧を気にして、女性は更年期対策としてワイン・チョコレートを摂取しはじめると言えるのではないでしょうか。

ただ60代以降の消費金額が低下しているので継続性に欠けるのか、他の心配事に移行しているのかもしれません。

世代特性なのか年代としての特殊要因なのかまでは分かりませんが興味深いデータでありました。


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執筆者:蛭川 速 / 2014.07.03