【9】2次データを読み込む

パン需要を考える

最近、体組成計とライフログにはまっています。
毎日体重とカロリーなどのログが取れるというアプリと組み合わせて
体調管理に努めています。体重が減るとモチベーションになります。
で食事ごとに食べた食品を入力すると1日の摂取カロリーが記録されていきます。
そんな訳で40代にして食事のカロリーが気になる今日この頃です。


今週の日経MJに「パンの消費量」が落ちているという記事に目がとまりました。
今回は「パン」について調べてみました。

堅調に伸びが続いていたパンの消費が4月は伸び悩んだ。農林水産省のまとめでは3月のパン向けの小麦使用量は前年を小幅に上回ったが、4月は各社とも落ち込んでおり、前年を下回った可能性もある。消費増税で消費者の節約意識が高まったことに加え、もう一方の主食であるコメが駆け込み需要で買いだめされた影響を受けたようだ。ただ中長期的にはパン需要が伸び続ける傾向は続くとの見方が多い。(5月26日日経MJより引用)



パンの需要に関して消費者アンケートを調べてみました。


マイボイスが実施した「パンに関するアンケート調査」によると
パンの食用頻度は、「週に5~6回」以上という人が
2007年 : 49.4%
2011年 : 48.7%
2014年 : 47.1%
誤差の範囲ではあるかと思いますが微妙に減少していることが分かります。

同調査では「パンを食べる場面」も聴取しています。

【朝食】
2007年 : 82.3%
2011年 : 81.5%
2014年 : 80.3%

【昼食】
2007年 : 38.5%
2011年 : 39.9%
2014年 : 42.5%
朝食が微減傾向にあり、昼食は逆に微増傾向が続いています。

朝食は「ご飯」か「パン」という選択肢が多いかと思いますが、昼食は「麺類」など選択肢が広がります。
今までシェアを稼いでいた朝食での落ち込みが影響していると類推することができます。

平成24年国民健康栄養調査によると、朝食の欠食率は男性12.8%、女性9.0%で男女とも前年に比べて減少しています。また朝食を食べている割合は増加しているので、パンから他の食品へ移行したことが要因として考えられます。

マイボイスが実施した「朝食に関するアンケート調査」によると、
【パン】
2009年 : 68.7%
2011年 : 72.1%
2013年 : 71.4%

【ご飯類】
2009年 : 52.3%
2011年 : 54.5%
2013年 : 51.7%

「パン」の対抗馬である「ご飯類」も減少傾向です。

グラフの下の方を見てみると
【シリアル・コーンフレーク】
2009年 : 9.4%
2011年 : 9.6%
2013年 : 10.7%


【サラダなどの野菜類】
2009年 : 19.3%
2011年 : 20.5%
2013年 : 20.8%

【野菜ジュース】
2009年 : 13.9%
2011年 : 13.7%
2013年 : 14.8%

微減の要因として朝食のバラエティが拡がったのではないかと考えられます。
健康意識の高まりから、スムージーやサラダなどだけ食べているシーンが思い浮かびます。
食品メーカー各社とも生活者の飲用シーンを絞り込んで、朝市場に着目していることが要因ではないか、と考えます。

女性の就業傾向が高まり朝の家事がますます簡略化が求められる中で、健康に良いとされる食品を選びたいと考えるニーズが高まっていると考えます。

本日のテーマは、大きな数値の変化ではありませんが、小さな変化に着目すると新たな市場のヒントが見えてくるということです。


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執筆者:蛭川 速 / 2014.05.30