【6】マーケティング仮説の設定プロセス

⑦マーケティング仮説の設定

特異点が何故生じたのか、要因を分析することによって、本質的な要因が見えてきます。更にもう一歩踏み込んで、何故そのような事象が起こるの か、その背景を考えてみることによって、対象とする顧客や市場の状況をマーケティング仮説として設定することができます。前回の「コンビニスイーツ」の要 因分析で明らかになった20代30代男女の食生活の状況「20代30代男性が、周囲の目に気兼ねすることなく手軽に購入できる利便性によって購入が増加し ている」や「20代30代女性のイエメシのお供として安価な価格設定が受け入れられている」ということがマーケティング仮説として設定できるということで す。このマーケティング仮説を元にして20代30代の若年男性向けスイーツのバラエティ展開を施策アイデアとして発想することができます。ファミリーマー トでは「俺のスイーツ」シリーズを既に展開していますが、大容量でがっつりとスイーツに食らいつく男子をイメージしているモノと考えられます。草食男子と いうキーワードが世に現れてから数年経ちますが、酒も煙草もやらない食も太くない男性をリ・ターゲットして、草食男子が好みそうな容量で且つ男性視点のス イーツを考えてみるのも一つのアイデアとして有効だと思います。


【図18】

また20代30代の若年女性向けの食生活の状況を想定してみると、独身で自炊をしているが、残業で疲れて帰ってきた日には流石に調理するのは敬遠し たいと考えることもありそうです。そういった時に若年女性が好みそうな「ちょこちょこっと色んなものが楽しめてスイーツも入っている」ワンプレートランチ のイメージで、夕食用の弁当を企画してみたらいかがでしょうか。

【図19】

今まである単品の弁当ではなく、主菜から副菜、スイーツまでワンパッケージで楽しめる。しかも廃棄も手軽で一人暮らしの女性の生活にマッチした工夫をすれば受容度は高いのではないでしょうか。

執筆者:蛭川速 / 2012.12.23